ハリウッドの超大物がついにブロードウェイデビュー!ミュージカル『キング・コング』10月5日からプレビュー開始

2010年9月、オーストラリアのプロダクションカンパニー、グローバル・クリーチャーズ(Global Creatures)が、1933年のクラッシック映画『キング・コング』をブロードウェイミュージカルにすると発表した。

それから丸8年。紆余曲折を経て、この金曜日についにコングがブロードウェイデビューを果たす。

ハリウッドスターがブロードウェイデビュー、というのはもはやありふれたニュースだが、コング並みの超ビッグスターのデビューというのはこれまでに例がない。

体長6m、体重1tというのだから、文字通り最大級のハリウッドスターだ。

そのコングが、物語をなぞるように、南半球の巨大な「島」オーストラリアから、運命のエンパイアステートビルがある街、ニューヨークに連れてこられた。

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A scene from the Melbourne, Australia production of King Kong
Photo by The Chase James Morgan

ミュージカル “King Kong”は、『ウォーキング ・ウィズ・ ダイナソーズ』や『ヒックとドラゴン』など、巨大な人形を使ったアリーナでのショーで有名なグローバル・クリーチャーズが制作し、2013年6月にオールトラリアでワールドプレミアを迎えた。

物語は1933年の映画がベース。

映画監督のカール・デナムと女優アン・ダロウが新作映画撮影のために地図にも載っていない謎の島、スカルアイランドに向かう。だがそこで、アンが巨大ゴリラ、キング・コングに捕まってしまう。デナム一行はアンを助けると同時にコングを生け捕りにし、ニューヨークに連れ帰って見世物興行を打つが、興奮したコングがアンを捕まえて逃亡、エンパイアステートビルに登り、殺されてしまう。

これまでに何度も映画化されたおなじみのお話で、オリジナル映画ではコングはストップモーションアニメで表現された。

その後のリメイクや関連作品ではその時々の技術が駆使され、着ぐるみやロボット技術も使われたが、画期的だったのは2005年のピーター・ジャクソン監督版のモーション・キャプチャ技術を駆使したコング。

『ロード・オブ・ザ・リング』三部作でゴラム役を演じたアンディー・サーキスがコングを感情豊かに演じていた

今回の舞台ミュージカル版のコングは、14人の人形師とアニマトロニクス(コンピュータ制御のロボットを使って、リアルで滑らかな動きのある生物を演出する技術)によって命を吹き込まれる巨大パペットだ。

2013年にお披露目された際は、その繊細な動きと豊かな表情が批評家に衝撃を与え、「舞台芸術における歴史的イベント」と大絶賛された。

あいにく、オーストラリアのプロダクションは、本と音楽にドラマチックなつながりに欠け、ストーリー展開が弱いという評が多かったが、この5年の間にクリエイティブチームを一新。

ロンドンのウエストエンドで大ヒットし、現在ブロードウェイでも大ヒット中の舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』の脚本を共同執筆したジャック・ソーンを迎え入れ、映画『ラ・ラ・ランド』『ムーラン・ルージュ』『ロミオ+ジュリエット』の作曲家マリウス・デ・ヴリーズや、『ビートル・ジュース』のミュージカル版を手がけるオーストラリアのシンガーソングライターでコメディアンのエディ・パーフェクトが加わり、大幅に手が入れられているので、ストーリー展開や音楽にも期待が高まる。

今回のブロードウェイ版でコングと特別な絆を持つことになるヒロインを演じるのは、ミュージカル『A Bronx Tale』でブロードウェイデビューしたクリスチャーニ・ピッツ。

先日公開されたミュージカルからの1曲「Queen of NY」のミュージックビデオでは、歌声を披露している。

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この秋一番の注目作、ミュージカル『キング・コング』は10月5日にプレビュー開始、11月8日にオープン予定だ。

Featured Photo: A scene from the Melbourne, Australia production of King Kong
Photo by The Chase James Morgan

ミュージカル King Kong 
オフィシャルウェブサイト

Broadway Theatre
1681 Broadway (Between 52nd and 53rd Streets)

King Kong TV Commercial

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