『グレート・ビューティー/追憶のローマ』(La grande bellezza)で第86回アカデミー賞外国語映画賞を受賞し、現在米HBOで放映中の『ザ・ヤング・ポープ(原題)』(The Young Pope)を監督したパオロ・ソレンティーノの13分の短編映画”Killer in Red“が公開された。
Killer in Redはイタリア、ミラノ発祥の赤いリキュール、カンパリの広告用に作られた短編で、主演はBMWのキャンペーン広告用短編映画シリーズにも主演しているクライヴ・オーウェン。J・ウォルター・トンプソンのオリジナル・ストーリーをベースにソレンティーノが脚本を書いた。
誰も客がいない高級バーに、いつも約束に遅れ、多くの人に似ていると言われる男(オーウェン)がやってくる。男が女性を待つ間、バーテンダーは1970年代終わりにそのバーにいたというあるバーテンダー、フロイド(オーウェン)の話を始める。
フロイドは客のキャラクターを読み、その客に合う特別のカクテルを作るバーテンダー。そのフロイドが働くバーにある夜、赤いドレスの女が夫のハリウッド・プロデューサーに連れられてやってきた。
共演はキャロライン・ティレット、ティム・アハーン、トム・アシュレイ、スティーヴ・オズボーン他。
ソレンティーノらしい美しい映像が堪能できるフィルム・ノアールだ。
Killer in Red
Campari オフィシャルウェブサイト
Photo © Ale Burset for Campari