今年の春ロンドンのNational Theatreでリバイバル上演されるトニー・クシュナーの芝居『エンジェルス・イン・アメリカ』(Angels in America)のプロモーションイメージが公開された。
アンドリュー・ガーフィールドとネイサン・レインが出演することでも話題の新プロダクションだ。
『エンジェルス・イン・アメリカ』はクシュナーのピューリッツァー賞受賞作で、1980年代、エイズが同性愛者だけがかかる病気だと信じられていた時代のニューヨークを舞台に、エイズや同性愛について深く考査した複雑で隠喩的な作品。
パート1とパート2にわかれる2部式の本作は、ピューリッツァー賞の他、トニー賞やドラマ・デスク・アワードを受賞。また、HBOによってテレビミニシリーズにもなった。
今回のNationalのリバイバルでは、トニー賞を2度受賞しているレインがHBOのテレビシリーズでアル・パチーノが演じたロイ・コーン役を演じ、ガーフィールドがプライアー・ウォルター役を演じる。
英国の舞台でキャリアをスタートさせたガーフィールドがNational Theatreの舞台に立つのは2006年以来。ガーフィールドは2012年にブロードウェイでリバイバルされたアーサー・ミラーの『セールスマンの死』(Death of a Salesman)で長男ビフ役を演じ、トニー賞にノミネートされた。
共演はオリヴィエ賞受賞者のデニース・ゴフの他、ラッセル・トーヴィー、ジェイムズ・マクアードル、スーザン・ブラウン、ネイサン・スチュワート=ジャレット。
演出は『夜中に犬に起こった奇妙な事件』(The Curious Incident of the Dog in the Night-time)や 『戦火の馬』(War Horse)のマリアン・エリオット。
4月11日からNational のLyttelton Theatreでプレビュー公演が開始となり、5月4日オープンの予定だ。
Angels in America オフィシャルウェブサイト
Photos by Jason Bell