ブロードウェイでロングランを続けているミュージカル『ジャージー・ボーイズ』が来年1月15日でクローズする。プロデューサーが発表した。
2005年11月6日にブロードウェイのAugust Wilson TheatreでオープンしたJersey Boys『ジャージー・ボーイズ』は、2006年のトニー賞で作品賞を含む4つのトニーに輝き、グラミー賞やオビー賞を受賞、現在ブロードウェイ史上12番目に長くロングランを続けている作品だ。
『ジャージー・ボーイズ』はアメリカのポップ・ミュージック・グループ、フォーシーズンズの結成から成功、解散に至るまでをフォーシーズンスの曲をちりばめながら描き、ジュークボックス・ミュージカルに対して観客が抱いていた懐疑的なイメージを塗り替えることとなった作品。以降、同様に伝記的ジュークボックス・ミュージカルとして大ヒットした作品にFela!やBeautiful – The Carol King Musicalなどがある。
『ジャージー・ボーイズ』は長い間ブロードウェイで最もチケットの取りにくい作品となって週間興行収入のトップを飾り、11年間のロングランを続けていた。2014年にはクリント・イーストウッド監督で映画化され、本作でトニー賞を受賞したオリジナルキャストのジョン・ロイド・ヤングがフランキー・ヴァリ役で主演した。
日本でもツアー・プロダクションが2015年7月に上演され、また、東宝とWOWOW製作の日本人キャストによる日本語版プロダクションが今年7月に東京のシアタークリエで上演された。
ブロードウェイではテレビのリアリティショー、Dancing with the Starsのマーク・バラスがフランキー・ヴァリ役で10月18日より参加し、最終日まで演じる予定。
Photo: John Lloyd Young, Daniel Reichard, Christian Hoff and J. Robert Spencer in Jersey Boys, photo by Joan Marcus
Jersey Boys ブロードウェイ・オフィシャルウェブサイト