『ゴーストバスターズ』のレスリー・ジョーンズ、ウェブサイトをハッキングされる

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『ゴーストバスターズ』(Ghostbusters)のリブート作に出演して以来執拗な嫌がらせを受けているレスリー・ジョーンズが、今度はウェブサイトのハッキング被害に遭った。

ニュースを最初に報じたTMZ.comによると、水曜日、ジョーンズのウェブサイトjustleslie.comには、シンシナティ動物園で射殺されたゴリラのハランベの動画が挿入され、ジョーンズのものと思われるヌード写真の他、リアーナらのセレブリティと一緒に写っている写真、運転免許証やパスポート写真を含むジョーンズのID全てが掲示されていた。

ウェブサイトはもともとコメディアンとしてのジョーンズのキャリアや、出演した映画のリストなどが掲載されていたが、ジョーンズのプライバシーを侵害する目的で手を加えられていたため、現在はオフラインでアクセスできないようになっている。

掲示されていた写真がジョーンズ本人のものかどうかは不明だが、ジョーンズの携帯電話かiCloudアカウントがハッキングされたのではないかと推測されている。

このニュースが報じられてから間もなく、『ゴーストバスターズ』の監督ポール・フェイグや歌手のケイティー・ペリー、HBOの『GIRLS/ガールズ』のレナ・ダナムらがレスリー・ジョーンズへの支援を表明。

レスリー・ジョーンズに起こっていることは、全くひどい仕打ちだ。オルタナ右翼、人を憎む人、トロール、「コメディアン」、あなたたちが誰であれ、本当に悲しい人たちだ。

あなたの目をレイシスト達、憎しみにあふれた人たち、黒人女性差別犯罪に向けないで。私はレスリーと共に立ち上がります。

私たちのトロールに対する怒りをレスリー・ジョーンズに対する愛に変え、こんなばかげたことをされる謂れのないすべてのヒロインたちを守る戦略に変えましょう

女性が主役の『ゴーストバスターズ』に出演して以来、それを面白くないと考える人たちが、YouTube上にあるこの映画の予告編トレイラーを低評価するキャンペーンを行い、キャストの中で唯一の黒人であるジョーンズのTwitterアカウントをターゲットにして集中的に攻撃していた。

ジョーンズは、この集中攻撃後一時的にTwitterを去っていたが、彼女への攻撃を扇動していた保守系ニュースウェブサイト、ブライトバートのマイロ・ヤノポロスがTwitterから永久に使用禁止処分を受けた後Twitterに復帰。Twitterを通じてリオデジャネイロオリンピックを応援する様がNBCのプロデューサーの目にとまり、正式にオリンピックの応援レポーターとしてリオに招待されるなど、新たに活動の幅を広げて人気を得ていた矢先の攻撃だった。