2015年1月にConstellations『星ノ数ホド』でブロードウェイデビューしたジェイク・ジレンホールが、来年2月にブロードウェイに戻って来る。
演目はランフォード・ウィルソンの芝居Burn This『焼却処分』。
友人の事故死をきっかけに、自らの人生やアイデンティティについて考える4人の男女を描いた物語だ。1987年2月のオフ・ブロードウェイ初演時にはジョン・マルコビッチとジョーン・アレンが出演し、秋にはブロードウェイにトランスファーされて、アレンは本作でトニー賞を受賞している。
今回ジレンホールが演じるのは、オフとオンのブロードウェイ初演時にはマルコビッチが、2002年にオフで再演された時にはエドワード・ノートンが演じた口汚ないレストランマネージャーのペイル役。来年2月にプレビュー開始、3月6日にオープンの予定で、Hudson Theater(ハドソン・シアター)で上演される。
ハドソン・シアターは1987年にニューヨーク市ランドマーク保存委員会からランドマーク指定された劇場。1968年以降芝居が上演されることがなかったが、このたびアンバサダー・シアター・グループにより改装され、Burn This『焼却処分』のオープンと共にブロードウェイの劇場として再び観客を招き入れることとなった。
演出はミュージカルSpring Awakening『春のめざめ』でトニー賞を受賞し、来年1月4日から東京のシアター・クリエで上演されるシェイクスピアの『お気に召すまま』の演出が決まっているマイケル・メイヤー。
ジレンホールは、昨年夏にNew York City Centerの人気シリーズEncore!のオフ・ブロードウェイバージョン、Encores! Off-CenterでミュージカルLittle Shop of Horrors『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』のコンサート版にも出演。公演は3回のみで、1982年の初演時と映画版でオードリーを演じたエレン・グリーンとレアな共演となった。
同じく3回のみの公演だが、この秋もCity Centerのファンドレイジングのためにスティーヴン・ソンドハイムのSunday in the Park with George『サンデー・イン・ザ・パーク・ウィズ・ジョージ』のコンサート版にも出演が決まっている。
Photo: Jake Gyllenhaal in Constellations
Photo by Joan Marcus