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“May the Force be with you.”

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「フォースと共にあらんことを」

『スター・ウォーズ』といえばこの台詞。

英語で5月4日はMay the forthとも言うので、それとかけていつからか毎年5月4日が近づくとこのセリフを見聞きすることが多くなった。

この名文句は1977年に公開された『スター・ウォーズ』(Star Wars 現在は『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』Star Wars: Episode IV – A New Hope と改題されている)でハン・ソロ(ハリソン・フォード)がデス・スター破壊作戦に出撃するルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)に言うのが有名だ。

だが、このフレーズを映画史上最初に口にしたのは実はハン・ソロではなく、案外小さなキャラクター。

「あれ? オビ=ワン・ケノビでしょ?」

と思いがちだが、この映画の中でオビ=ワン・ケノビ(アレック・ギネス)が言うのは正確にはこちら。

“The Force will be with you. Always.”
(フォースはお前と共にある。常に。)

“May the Force be with you.”のほうは、映画の後半、ドドンナ将軍というキャラクターが口にする。ドドンナ将軍(アレックス・マクリンドル)はレイア姫が入手したデス・スターの設計図を元に反乱軍の戦士たちに作戦を指揮するのだが、作戦会議の最後に戦士たちに言うのがこの名文句の史上初登場シーン。

その後でハン・ソロがこのフレーズをルークに繰り返すのが印象的で、以降、シリーズを通していろんなキャラクターが同じフレーズを口にするのだ。

てことで皆さん、フォースと共にあらんことを!

(そういえば映画公開当時に字幕翻訳者の岡枝慎二氏は「Force」を「理力」と訳して「フォース」とルビを振っていたな。)

『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』
Star Wars: Episode IV – A New Hope (1977)

監督・脚本:ジョージ・ルーカス
製作:ゲイリー・カーツ
出演:マーク・ハミル、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャー、アレック・ギネス、ピーター・カッシング、アンソニー・ダニエルズ、ケニー・ベイカー

Photo © Lucasfilm

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