2003年にノーベル文学賞を受賞した南アフリカ共和国出身の作家、J・M・クッツェーの「夷狄を待ちながら」が映画化され、そのトレイラーが公開された。
辺境の植民地で執政官をつとめる男は安穏な引退を待ち望んでいたが、そこに「蛮族」の動きを報告し、辺境の安全を強化するという任務を負ったジョル大佐が派遣されてくる。
ジョル大差は連行した者たちに非情な尋問や拷問を繰り返し、それを目の当たりにした執政官は帝国への忠誠に疑問を持つようになる。
主人公の執政官をマーク・ライランスが、非情なジョル大佐をジョニー・デップが演じる。
脚本はクッツェー自身が執筆。
監督は『彷徨える河』(原題:El abrazo de la serpiente、英題:Embrace of the Serpent)のチロ・ゲーラ。本作が初の英語映画となるコロンビアの映画監督だ。
本作は2019年のヴェネチア国際映画祭でプレミア上映された。
監督:チロ・ゲーラ
脚本:J・M・クッツェー
原作:J・M・クッツェー「夷狄を待ちながら」
出演:マーク・ライランス、ジョニー・デップ、ロバート・パティンソン、ガナ・バヤルサイカン、グレタ・スカッキ
US:2020年8月7日
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©️ Samuel Goldwyn Films