ブルース・リーと聞いて頭に思い浮かぶのは、脇に黒い線が入った黄色のトラックスーツを着てヌンチャクを振り回す姿、という人も多いと思います。
「ドラゴン怒りの鉄拳」や「ドラゴンへの道」、そして「燃えよドラゴン」の3本が日本で公開された当時、学校でも子どもたちが皆ブルース・リーの真似をして「アチョー!」と叫びながら飛び跳ねいたそうですが、その時の彼のルックと言えば、上半身裸に黒いカンフーパンツ姿でした。
黒線入りの黄色いトラックスーツが登場したのは、ブルース・リーの遺作となったその次の映画「死亡遊戯」です。
ブルース・リーは「死亡遊戯」の撮影中に亡くなってしまったため、この映画は昔の作品のフィルムや、他の俳優で撮影したフィルムを使って編集して完成させたそうで、それを知ったのは随分後のことです。
ということで、タランティーノの映画「キル・ビル」でもオーマージュされ、ユマ・サーマンが着ていた黒線入りの黄色トラックスーツを着たブルース・リーが今日のセレブです。
実はクッキーアートで作りたいセレブの上位がブルース・リーなのでした。気合いを入れ鼻息を荒くしながら製菓店でアイシング用の黄色い着色料を手に取ったのです。
ではまずクッキー生地を伸ばすところから始めましょう。

作りたいのはブルース・リーがヌンチャクを小脇に抱えたあの姿。
このために買ったおニューの製菓用ナイフを持つ手にも力が入ります。

資料を見ながら注意深く、だがしかし素早く切り出していきます。
勢いも大事なのです。

そしてそこからボディと小脇に挟んだヌンチャク、ヌンチャクの片端を持つ手と両足を切り出します。

切り出し完了。
お次はブルース・リーのもう一つのキメのポーズを。

あ、こっちはなんだかカッコよく切り出せました。
これだけ見ていると、髭の剃り跡を触って「うーん、マンダム」というチャールズ・ブロンソンに見えなくもありませんが、ブルース・リーです。
2人のブルース・リーをオーブンで焼きます。

ヌンチャクを持つブルースは手と足が焦げそうになったものの、セーフなところでオーブンから取り出せました。
お次はいよいよアイシング。ワクワクしながら買った黄色いアイシングから始めます。

まずはこちらの半身像から。

右手がポイント、だがしかし指が短くなってしまいましたよ。
続いてヌンチャクを持つ全身像と、ブルース・リーからほとばしるオーラの炎もアイシング。

黒いアイシングを使い、髪や表情、そしてトラックスーツの黒いラインを描きます。
炎にはピンクでアクセントをつけて完成。

勢いで作ったわりにはなかなかの出来。
次はヌンチャクを持った全身像の方を仕上げましょう。こちらも黒いアイシングで髪や表情、トラックスーツの黒いラインを入れます。

オニヅカタイガーのブルース・リーモデルのスニーカーも履かせました。こちらはあまり強くなさそうなブルースになってしまいましたが、ご愛嬌。
アチョー!5連発。

アチョー!

アチョー!!

アチョー!!!

アチョー!!!!

ア、
しつこい!!
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「死亡遊戯」
「燃えよドラゴン」