8月。
NBCの人気コメディ番組『サタデー・ナイト・ライブ』(Saturday Night Live)ファンにとっては待ちに待ったワクワクドキドキの月である。
Live from New York, it’s Saturday Night!
というお馴染みの決め台詞で始まるSNLは、ニューヨークの名物番組。決めゼリフ通り、土曜日の夜11時半からミッドタウンのロックフェラーセンターにあるNBCから生放送される。
毎回ゲストとなるセレブがホストを務め、レギュラーのコメディアン達と一緒に政治や時事ネタの風刺コメディコントを演じたり、映画やテレビドラマ、テレビコマーシャルのパロディを演じる。
音楽ゲストによる生パフォーマンスもある。
このコメディバラエティ番組は1975年にスタートし、この番組出身のコメディアンは枚挙にいとまがない。SNLを辞めた後、ハリウッドで役者として大成功を収めてスターになった者も多い。
ジョン・ベルーシやダン・エイクロイド、チェビー・チェイスにエディ・マーフィ、ジュリア・ルイス=ドレイファスにマーティン・ショート、クリス・ロック、マイク・マイヤーズ、ウィル・フェレル。
最近ではジミー・ファロン、セス・マイヤーズ、ティナ・フェイ、エイミー・ポーラー、ケイト・マッキノンなどなど、数多くの才能を輩出してきた。
SNLは全米でテレビ放映される。収録スタジオに観客を入れ、観客の眼の前で演じられたコントが生放送されるのだが、その観客チケットを入手するチャンスが年に1度、8月にやってくるのだ。
基本的にはロッタリーなのだが、無作為に選ばれる普通のロッタリーとは違い、SNLのロッタリーは「なぜ自分がSNLのスタジオ観客になりたいのか」という作文をe メールで送って自己アピールし、選んでもらうというもの。
その作文で見事担当者のハートをつかんだものが、チケットもつかむという仕組みになっている。
ニューヨーカーも観光客も喉から手が出るほど欲しい人気のチケット。自己アピール作文を書いて当選を狙ってみてはいかがだろう?
ちなみに、今年の5月18日に放映されたシーズン43フィナーレのオープニングでは、観客席にベネディクト・カンバーバッチやロバート・デ・ニーロ、アン・ハサウェイ、クリス・ロック、ドナルド・グローバー、ジェリー・サインフェルド、フレッド・アーミソンなどのスター達が座ってコントを演じていた。
ラッキーにも観客になれたなら、あなたの横に大スターが座ることだってあるかもしれない。
当選した暁には、それを夢見ながらSNLのスタジオ収録日に合わせてニューヨーク旅行を計画するのも楽しいはずだ。
SNL 2018-2019シーズンの観客チケットに応募する方法は以下のとおり
エントリー期間:2018年8月1日12:00am ET〜8月31日11:59pm ET
応募先eメールアドレス: Snltickets@nbcuni.com
要項:上記期間内に応募先eメールアドレスにメールを送る。そのメールにはなぜSNLのスタジオ観客になりたいのかその理由を書く。エントリーは、16歳以上の者1人につき1回のみ。当選者にはランダムに選ばれた日時のチケット2枚が当たる。連れの観客も16歳以上でなくてはならない。SNLは8時からドレスリハーサル、11時30分からライブ放送が始まるが、当選するチケットがドレスリハーサルのものかライブ放送のものか、また月日も全て指定できず、ランダムに決められる。
*なお、上記以外の方法でSNLの収録時に観客になることも可能。収録日当日、スタンバイチケットが朝7時に配られる。上記ロッタリーとは異なり、こちらはドレスリハーサルかライブ放送かを選択できるが、スタンバイチケットを入手したからと言って、必ずしもスタジオに入れるとは限らない。 それでもスタンバイチケットが欲しいという人は、列に並ぶべし。なお、列に並ぶ場合は必要最小限の休憩を除き列から離れてはいけないというルールがあるので注意が必要。スタンバイチケットは1人につき1枚のみ配布され、「早い者勝ち」で列の先頭から順番に配られる。チケット配布時とスタジオに入る際は写真付きIDを所持しておくこと。
Saturday Night Live ウェブサイト SNLチケットロッタリーのページ
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