ダニエル・クレイグ、『007』シリーズ新作でボンド役続投! TVで明言!

英国俳優のダニエル・クレイグが火曜日の夜に米CBSの深夜トークショー The Late Show with Stephen Colbert に出演し、スパイ映画『007』シリーズの主人公ジェームズ・ボンド役を再び演じると明言した。

これまで4本のボンド映画に主演しているクレイグが引き続きボンド役を演じるかどうかについては前作以来大きな注目を浴びていた。だが、先月Eon ProductionsとMGMがシリーズ25本目となる次のボンド映画の公開日を2019年11月8日と発表した際、キャストや監督については「後日発表」とし、クレイグ自身も5本目のボンド役については明言を避けていた。

クレイグが火曜日の朝に出演したボストンのラジオ番組 Morning Magic 106.7 では、「夢を壊すのは嫌なんだが、現時点ではまだ何も決まっていない。世間ではいろんな情報が流れているが、公式には何も確定していないし、僕も、何も金額を上げるために拒んでいるとかそのようなことをしているのではない。ただ、現時点では全てとてもパーソナルな決定を下す必要があるということ。彼らが進めたくてたまらないのは知っているし、理論的には、とてもやりたい。だが、まだ決定していない。」(“I’d hate to burst the bubble, but no decision has been made at the moment. There’s a lot of noise out there and nothing official has been confirmed, and I’m not, like, holding out for more money or doing anything like that. It’s just all very personal decisions to be made at the moment. I know they’re desperate to get going and I would, in theory, love to do it, but there is no decision just yet.”))と話していた。

そのクレイグが、数時間後に The Late Show でホストのスティーヴン・コルベアにボンド役を再びやるのかと質問されると、今度は笑顔で「イエス」と明言。さらに、ボンド役を再び演じることは数ヶ月前からわかっていたと話し、ラジオのインタビューであたかも決まっていないかのように話したことについて、「今日、インタビューをした全ての人たちに謝らなくてはならない。君に(最初に)話したかったからなんだ」とコルベアに告げた。

続編でボンド役を演じることについて「ずっとやりたかったが、休む時間が必要だった」と話すクレイグに対してコルベアが、「(もう1本ボンド映画をやるくらいなら)むしろこのグラスを割って手首を切る」と発言して物議を醸した 2015年のTime Out Londonのインタビューを持ち出したところ、クレイグは「それについて言い訳しても仕方がないが、前作の撮影が終わった2日後直ぐにそのインタビューがあって、そこで『もう1本やるか?』と聞かれて『ノー!』と応えたんだ」と話し、「本当にバカげた応え」ではなくもっと「スタイルと品位のある応え」をすべきだったと続けた。

クレイグは2006年の『007 カジノ・ロワイヤル』(Casino Royale)でシリーズ初の金髪のボンドとなり、2008年の『007 慰めの報酬』(Quantum of Solace2012年の『007 スカイフォール』(Skyfall)、そして2015年の『007 スペクター』(Spectre)に主演『007 スカイフォール』は全世界で11億ドル、『007 スペクター』は 8億8000万ドルの興行収入を得た。

Eon ProductionsとMGMのシリーズ25本目となる次作のタイトルはまだ決まっていないが、クレイグがボンドを演じるのはこれが最後となる。クレイグは「ただ最高潮で去りたいんだ。待ちきれない。」と話した。

クレイグが出演するThe Late Show with Stephen Colbertの動画はこちら。

The Late Show with Stephen Colbert