Huluの新オリジナルシリーズはJ・J・エイブラムス制作スティーブン・キングの『キャッスル・ロック(原題)』!

『11.23.63』でのコラボレーションに引き続き、J・J・エイブラムスが再びスティーブン・キングの作品を元にした新しいドラマシリーズを制作し、Huluオリジナルシリーズとして配信されることが決定した。アンソロジーシリーズとなる新シリーズは、キングの作品の多くに登場するメイン州の架空の街の名をとって『キャッスル・ロック(原題)』(Castle Rock)というタイトルが付けられた。The Hollywood Reporterなどが報じた。

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Stephen King

この新しいドラマシリーズは、キングの小説の中でもキャッスル・ロックが舞台となる作品に登場するキャラクターやテーマで織りなされる物語となる。シーズンごとに異なるキャラクターやストーリーが展開され、過去に登場したキャラクターやテーマがシーズンを超えて交差するという。

キャッスル・ロックというのはキングの作品の中でもよくモチーフとして使われるウィリアム・ゴールディングの1954年の小説『蠅の王』に登場する架空の山の名前から付けられたもので、1979年の『デッド・ゾーン』(The Dead Zone)で初めて登場した架空の街。

以降、キャッスル・ロックが舞台になった作品には1981年の『クージョ』(Cujo)、1982年の『スタンド・バイ・ミー』(The Body)、1983年の『オットーおじさんのトラック』(Uncle Otto’s Truck)、1989年の『ダーク・ハーフ』(The Dark Half)、1990年の『サンドッグ』(The Sun Dog)、1991年の『ニードフル・シング』(Needful Things)、1993年の『丘の上の屋敷』 (It Grows On You)があり、これ以外にも作品中でキャッスル・ロックが言及される小説も数多くある。

2月17日に公開されたドラマシリーズ『キャッスル・ロック』のティーザートレイラーには、これらの作品や作品に登場する人物や建物の名前がちりばめられ、それらを血管のような赤い線が次々に結びつけていく様子が描かれている。

THRによると、第二次世界大戦中のマンハッタン計画を題材にしたテレビドラマ『マンハッタン(原題)』(Manhattan)のクリエイターであるサム・ショーとダスティー・トマソンが脚本を担当する予定とのことだ。

製作はワーナー・ブラザーズ・テレビジョンをベースとするエイブラムスのバッド・ロボット・プロダクションズ。エピソード数やプレミア配信日などの詳細は明らかにされていない。

2月17日に公開された『キャッスル・ロック』のティーザートレイラー

 

Top Photo: ‘The Dead Zone‘ © Paramount Pictures