2月からブロードウェイでリバイバルが予定されているアーサー・ミラーの『代価』(The Price)で、ジョン・タトゥーロが演じる予定だったヴィクター・フランツ役をマーク・ラファロが演じることになった。タトゥーロは映画の撮影スケジュールの関係で出演できなくなった。Roundabout Theatre Companyが発表した。
1996年にオフ・ブロードウェイで上演されたケネス・ロナーガンのThis is Our Youthに出演して注目を浴びたラファロが最後にブロードウェイの舞台に立ったのは、2006年にクリフォード・オデッツのAwake and Sing! 『アウェイク・アンド・シング!』がリバイバルされた時。ラファロはこの作品でトニー賞の助演男優賞にノミネートされた。
ラファロは、トニー・シャルーブ、ダニー・デヴィート、ジェシカ・ヘクトというアンサンブルキャストに加わることになる。
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『代価』は、大恐慌で財産を無くした父を経済的にサポートするため夢を諦めたヴィクターが、30年後、亡くなった父の遺した家具を売却するために子供時代を過ごした家に戻り、自分の妻や、諍いのせいで長年連絡を取っていなかった兄、家具を買いに来たディーラーと一同に会し、夢を諦めるという自己犠牲にどれほどの価値があったのかを考えるというドラマ。
初演は1968年で、ブロードウェイではこれまで3度リバイバルされている。4度目となる今回のリバイバルを演出するのは、ステッペンウルフの共同創設者で、俳優としても知られるテリー・キニー。
『代価』は2月16日からブロードウェイのAmerican Airlines Theatreでプレビュー公演が開始され、3月16日にオープン予定。5月7日までの期間限定公演となる。
Roundabout Theatre The Priceオフィシャルウェブサイト
Top Photo: Mark Ruffalo in Awake And Sing!, Photo by Paul Kolnik