ディズニーが『白雪姫』の実写版ミュージカルを製作

ディズニーが、1937年のアニメーション映画『白雪姫』(Snow White and the Seven Dwarfs)を実写版ミュージカル映画にする企画を進めている。The Hollywood Reporterが報じた

脚本は先日アメリカで公開された映画『ガール・オン・ザ・トレイン』The Girl on the Train)の脚本家エリン・クレシダ・ウィルソンと契約交渉中という。

実写版には新曲が追加される予定で、オフ・ブロードウェイで大ヒットし、来月ブロードウェイでオープン予定の新作ミュージカルDear Evan Hansenの曲を書いた音楽家チーム、ベンジ・パセックとジャスティン・ポールが担当する予定。ベンジとポールは、ミュージカル映画La La Land『ラ・ラ・ランド(原題)』の作詞を手がけ、また、来年公開予定のヒュー・ジャックマン主演のミュージカル映画、The Greatest Showman on Earth『ザ・グレイテスト・ショーマン・オン・アース(原題)』では全曲を作詞作曲している。

製作は、2018年に公開が予定されているエミリー・ブラント主演Mary Poppins Returns(『メアリー・ポピンズ・リターンズ(原題)』)のマーク・プラット。

1937年に公開された『白雪姫』は、グリム童話をもとにしたディズニー初の長編アニメーション映画。大ヒットとなったこの映画は、第11回アカデミー賞でアカデミー名誉賞を受賞し、最も成功したアニメ映画の一つと考えられている。

『白雪姫』をベースした映画は過去にも製作されており、2012年にはジュリア・ロバーツとリリー・コリンズ主演の『白雪姫と鏡の女王』(Mirror Mirror)と、クリステン・スチュワートとシャーリーズ・セロン主演の『スノーホワイト』(Snow White and the Huntsman)の2本が公開された。

ディズニーは近年、自社のクラッシック・アニメ映画の実写化に取り組んでおり、これまで『マレフィセント』(Maleficent)や『ジャングル・ブック』(The Jungle Book)、『シンデレラ』(Cinderella)などを製作、公開。来年3月にはエマ・ワトソン主演の『美女と野獣(仮題)』(Beauty and the Beast)の公開が控えている。

また、2018年公開予定で『ムーラン(原題)』(Mulan)の製作も進んでおり、その他には『ジャングル・ブック』の監督ジョン・ファブローで実写版『ライオン・キング』(The Lion King)の企画を、ガイ・リッチー監督で実写版『アラジン』(Aladdin)の企画を進めている。

さらに、ディズニーが『リトル・マーメイド』(The Little Mermaid)の実写版の製作を企画しているというニュースもこの夏報道された。『リトル・マーメイド』の音楽は、アニメ版の音楽を担当したアラン・メンケンと、ブロードウェイ・ミュージカルHamilton(『ハミルトン』)のクリエイターでMary Poppins Returnsにも出演しているリン=マヌエル・ミランダが共同で担当するという。

Photo: ‘Snow White and the Seven Dwarfs‘ © Walt Disney Studios