Netflixの『ジェシカ・ジョーンズ』シーズン2は全話女性が監督

Netflixで配信中のマーヴェルの『ジェシカ・ジョーンズ』(Marvel’s Jessica Jones)シーズン2は、全13話を女性が監督することになった。

エグゼクティブ・プロデューサーでショーランナー(製作総責任者)のメリッサ・ローゼンバーグが、21日、ロサンゼルスの南カリフォルニア大学アネンバーグ・スクール・フォー・コミュニケーション・アンド・ジャーナリズム(Annenberg School for Communication and Journalism)で開催されたカンファレンス、『変貌するハリウッド7:エンターテインメントの多様化』(Transforming Hollywood 7: Diversifying Entertainment)において、多様性に関するパネルディスカッションの席で発表した。

ローゼンバーグによると、『ジェシカ・ジョーンズ』のシーズン2では女性監督を増やしたいと考えており、マーヴェルもこれに賛同。そこで、昨今の女性監督の需要を考慮して、まず女性監督から採用し、その後で男性監督と契約を結ぶつもりでいたところ、全ての監督を女性にするというアイデアが浮上し、そのアイデアに飛びついたという。

1話60分のドラマシリーズで、全話女性が監督する作品はあまりない。他には2014年の映画『グローリー/明日への行進』(Selma)を監督したエイヴァ・デュヴァーネイのQuenn Sugarがあるくらいだ

全米監督協会が9月にリリースしたレポートによると、2015-2016年シーズンで女性が監督したテレビ番組は全体の17%。前シーズンは16%だった。

『ジェシカ・ジョーンズ』シーズン2は脚本の完成が間近で、撮影は来年の予定。

Photo  © Netflix