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“I’d have to say April 25th.”

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Miss Congeniality-April 25th

「やはり4月25日と言うべきでしょう。」

アメリカで2000年に公開されたサンドラ・ブロック主演の『デンジャラス・ビューティ』Miss Congeniality は、ビューティー・コンテストを舞台にしたアクション・ロマンス・コメディ映画だ。

FBIの特別操作官グレイシー・ハート(サンドラ・ブロック)は、仕事一筋で全くおしゃれに関心がない。むしろ身なりに関心がないというほうが正しいくらいで、いつも薄汚い格好をしている。そんなグレイシーがビューティー・コンテストに出場することになる。悪名高い国内テロリスト「ザ・シチズン 」から、テキサス州で開催予定のミス・アメリカのコンテスト大会でのテロ行為をほのめかす爆破予告があったため、出場者として潜入操作することになったからだ。

グレイスは、不祥事を起こしたものの過去に何度も優勝者を生み出した美容コンサルタント、ヴィクター・メリング(マイケル・ケイン)の手により美しく変身し、ミス・ニュージャージーとしてコンテスト会場に乗り込む。そして数々の審査をこなしつつ、誰がテロリストの「ザ・シチズン」なのかを探っていく。

その中で、グレイシーが親しくなるミス・ロードアイランドのシェリル(ヘザー・バーンズ)がある質問に対する応えとして口にするセリフがある。

コンテストの司会者スタン(ウィリアム・シャトナー)から、「ミス・ロードアイランド、あなたの考える完璧なデート(date)について教えてください」(“Miss Rhode Island, please describe your idea of a perfect date.”)と問われたシェリルは、考えた末にこう言う。

それは難しい質問ですね。でもやはり4月25日と言うべきでしょう。なぜなら、暑すぎず、寒すぎず、薄手のジャケットさえあれば大丈夫だからです。」(”That’s a tough one. I’d have to say April 25th. Because it’s not too hot, not too cold, all you need is a light jacket.”)

シェリルは「完璧なデート(date)」を「完璧な日付(date)」と勘違いし、1年365日の中から完璧な日として4月25日を選ぶ。シェリルを演じるヘザー・バーンズのあたたかみあるキュートさが観客を惹きつけるコミカルなシーンだ。

この映画はサンドラ・ブロックの魅力がたっぷり楽しめるお気楽な娯楽作品として公開当時ヒットし、続編も作られた。だが今見ると、あちこちに登場する女性差別やセクハラ、同性愛者恐怖症的な描写が目についてしまう。

『デンジャラス・ビューティー』
Miss Congeniality (2000)
Rated: PG-13

監督:ドナルド・ペトリ
脚本:マーク・ローレンス、ケイティ・フォード、カリン・ルーカス
製作:サンドラ・ブロック
撮影:ラズロ・コヴァックス
音楽:エド・シェアマー
編集:ビリー・ウェバー
出演:サンドラ・ブロック、ベンジャミン・ブラッド、ヘザー・バーンズ、マイケル・ケイン、キャンディス・バーゲン、ウィリアム・シャトナー、アーニー・ハドソン、スティーブ・モンロー

US公開日:2000年12月22日
日本公開日:2001年6月9日

Top Image: Heather Burns and William Shatner in Miss Congeniality (2000) © Warner Bros. Pictures

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