「私の人生すべてが暗室よ。ひとつの、大きな、暗い、部屋。」
1988年に公開されたティム・バートン監督の映画『ビートルジュース』 Beetlejuice は、死後に自分の家に住み着いた人間たちを追い出そうとする幽霊夫婦の奮闘を描いたホラー・コメディだ。
コネチカットの小さな街でマイホームの改装を楽しみながら幸せに暮らすアダム(アレック・ボールドウィン)とバーバラ(ジーナ・デイヴィス)は、ある日車の事故で突然死んでしまう。二人は死後も自分たちの家で平和に暮らしていたが、その家にニューヨークからやってきたディーツ一家が引っ越してきた。不動産デベロッパーのチャールズ・ディーツ(ジェフリー・ジョーンズ)と彼の後妻で前衛彫刻家のデリア(キャサリン・オハラ)、そしてチャールズと前妻との間の娘リディア(ウィノナ・ライダー)だった。アダムとバーバラの新米幽霊はその家族を怖がらせて自分たちの家から追い出そうとするが失敗ばかり。仕方なく、幽霊界のケースワーカー、ジュノ(シルヴィア・シドニー)から「絶対に雇ってはいけない」と釘をさされていた人間退治を請け負っている「バイオ・エクソシスト」のビートルジュース(マイケル・キートン)を雇うことにする。
このセリフは、ディーツ家が初めてアダムとバーバラの家で食事をするシーンで娘リディアが言うものだ。いつも黒い服を着て、アバンギャルドな髪型をしているティーンエイジャーのゴス娘リディアは写真家を目指している。そのリディアに父親のチャールズが、家の地下に暗室を作ってやるからなと約束する。それに対するリディアの返事がこのセリフだ。
アダムとバーバラは死んだ後、「最近亡くなった人のためのハンドブック」を手に入れる。そのハンドブックによると、生きている人間は奇妙で普通じゃないものを無視するとあった。だが、自分が「奇妙で、普通じゃない」と自認しているリディアにはアダムとバーバラが見えて、3人は友情で結ばれる。そしてリディアの人生は暗室ではなくなっていくのだ。
現在アメリカではこの映画の続編『ビートルジュース ビートルジュース』 Beetlejuice Beetlejuice が公開中で、日本でも9月27日から公開される。オリジナル映画に出演したマイケル・キートンやウィノナ・ライダー、キャサリン・オハラも出演している。
『ビートルジュース』
Beetlejuice (1988)
監督:ティム・バートン
脚本:マイケル・マクダウェル、ウォーレン・スカーレン
原案:マイケル・マクダウェル、ラリー・ウィルソン
製作:マイケル・ベンダー、ラリー・ウィルソン、リチャード・ハシモト
撮影:トーマス・アッカーマン
音楽:ダニー・エルフマン
出演:マイケル・キートン、ウィノナ・ライダー、ジーナ・デイヴィス、アレック・ボールドウィン、キャサリン・オハラ、ジェフリー・ジョーンズ、シルヴィア・シドニー、グレン・シャディックス
US公開日:1988年3月30日
日本公開日:1988年12月10日
Top Image: Winona Ryder in Beetlejuice © 1988 Warner Bros.

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