今年のトニー賞で主演男優賞を受賞したベン・プラットが、同じくベスト ミュージカル賞を受賞したミュージカルの Dear Evan Hansen から今秋降板すると月曜日に発表された。プラットの最終公演日は今年の11月19日日曜日となる。
Dear Evan Hansenは映画『ラ・ラ・ランド』（La La Land）の音楽チーム、ベンジ・パセクとジャスティン・ポールが作ったミュージカル。ティーンエイジャーの寂しさ、友人関係の難しさ、自殺、嘘、SNSの人気の光と闇などを扱い、本作でプラットは、人から認められたいと焦がれ、でっち上げた物語のおかげでSNSのスターになる孤独で心配性の高校生エヴァンを演じている。
プラットの卓越した表現はこのミュージカルの肝となって人気を呼び、オープン以来最もチケットが取れない作品の一つとなった。今年のトニー賞では９つのノミネートを得、６つの賞を受賞して最多受賞作品となった。
プロデューサーからの発表に引き続き、プラット自身も公式Twitterアカウントで「もう直ぐエヴァンとDear Evan Hansenのファミリーにさよならを言う時だ」とツイートしている。
プラットの降板後、エヴァン役を誰が演じることになるのか、また、エヴァンの母親役を演じて一緒にトニー賞を受賞したレイチェル・ベイ・ジョーンズら、他のキャストが引き続き出演するのか等は発表されていない。
映画『ピッチ・パーフェクト』（Pitch Perfect）シリーズのベンジ役として知られるプラットは、これまでにもブロードウェイでミュージカル The Book of Mormon に出演。プラットは本作の制作初期段階から参加し、ワールドプレミアとなったワシントンDCのArena Stageのプロダクションや、オフ・ブロードウェイのSecond Stage Theatreのプロダクションでもエヴァン役を演じた。この秋にはNBCでリバイバルされる人気テレビコメディシリーズ『ウィル＆グレイス』（Will and Grace）にゲスト出演が決まっている。
Top Photo: Ben Platt in Dear Evan Hansen, photo by Matthew Murphy
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