セルジオ・レオーネ監督、ロバート・デ・ニーロ主演の1984年の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』Once Upon a Time in America は、禁酒法時代から数十年にわたるニューヨークのユダヤ系ギャングたちの友情と裏切り、そして時代の移り変わりを壮大なスケールで描いた名作だ。
レオーネ監督の遺作となった作品で、エンニオ・モリコーネの切ない音楽を耳にしたことがある人も多いはず。
この映画に登場し、さらにポスターにも使われたのが、ブルックリンのDUMBO地区にあるWashington Streetから見たマンハッタンブリッジの風景。映画を象徴するイメージとして多くのファンの記憶に残っている。
実際にWashington Streetに立つと、どこからカメラを向けてもマンハッタンブリッジとその橋脚の間にぴたりと収まるエンパイア・ステート・ビルを撮影することができるため、ここは知る人ぞ知る撮影スポットになっている。
もっとも、映画でこの風景が登場する少年時代は1920年代前半の設定だ。エンパイア・ステート・ビルは1929年に着工され、完成したのは1931年なので、映画の中でここを意気揚々と横切っていく少年たちの背後にエンパイア・ステート・ビルが見えるとおかしなことになる。そのため、劇中では巧みなカメラアングルや霧を利用してビルが画面に入らないよう工夫されていた。
ここに行くと、両脇のレンガのビルの前にはいつも車が駐車しているので、映画そのままの写真を撮るのは難しいが、それでもこの映画のファンにとっては是非訪れたいロケーションだろう。
この辺りにはおしゃれなカフェやレストラン、ブティック、ギャラリーもあり、ただそぞろ歩くだけで楽しい。

Photo by Sooim Kim

撮影場所 :
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